口腔外科
親知らずの抜歯
「親知らず」、放っておくと危険な場合!?
親知らずについて、特にリスクが想定されるのは、妊娠を希望する女性の場合です。妊娠期、女性はホルモンバランスの変化によって「妊娠性歯肉炎」にかかりやすく、腫れや痛みを引き起こしやすい親知らずをそのままにしておくのは望ましくありません。また妊娠時期は抗生物質などの薬が飲めない場合もあるため、妊娠を希望する場合はその前に、親知らずを含め歯の状態をよくしておく必要があります。
抜歯しなくていい親知らずってあるの?
親知らずは、必ず抜かなくてはいけないわけではありません。親知らずを抜くことによってほかの歯に不具合がもたらされることが想定される場合や、親知らずを残しておくことに重大なデメリットがない場合は、抜歯をしなくても大丈夫です。気がかりな点があれば、何でも相談してください。親知らずの処置についても、大がかりな手術が必要になる場合には、責任をもって専門医をご紹介しています。
顎関節症の治療について
顎関節症によるよくある症状とは?
口をあけたらしまらない、いわゆる「アゴが外れた」状態や、口を大きくひらくと関節が鳴る、あけると痛い……こうした症状がみられる場合、顎関節症の可能性があります。なるべく早めに歯科を受診してください。
顎関節症の治療法は?
顎関節症の治療方法は、症状に応じて適切なものを選ばなければなりません。まず、デジタルレントゲンで骨の状態を断層撮影して、治療方針を決定。お薬の処方やマッサージによって改善が見られない場合、顎関節用のマウスピースを製作し、スプリント療法を試みます。半年程度経過してもなお不具合が残る場合は、外科的手術を実施。当院では、専門医と連携して症状の全快に努めます。